【G.Soul】- I’ll Be there 지소울


久しぶりに書く音楽ブログは、彼から始めようと決めてました。

G.Soul (本名:キム・ジヒョン 김지현)
2001年にJYPの練習生になり、
JYPのアメリカ支社が出来てすぐ単身渡米、
ブルックリンにて修行し、大物歌手のバックコーラスを務めたことも。
2015年JYPからついにファーストアルバム「Coming Home」にてデビューしました。

私が彼の歌声を初めて聴いたのは、
二作目のアルバム「Dirty」収録曲「미쳐있어 나(Crazy for you)」でした。
狂ってしまったみたい、という歌詞通り、
疾患ありげな役柄で出てくるんだけどこういうMV結構好きなんですよね…
RMの농담(冗談)とかも好き…話が逸れた。

ジャンルはまだまだ人気のあるトロピカルハウスですね。
その当時ジャスティン・ビーバーが「What Do you mean?」をヒットさせ、
所謂トロピカルハウスというジャンルが大々的に流行ってきたな!というタイミングでした。
あえていらないと思うんですけど、大ヒット作もご一緒に。

日本でも韓国でも少し流行っているという感覚はあっても、現地アーティストによるトロピカルハウスジャンルの曲はそう多くなかったと思います。
その中でまーどストレートな直球を投げてきたな!と思ったのと、
何より、甘さと冷たさとセクシーさが混合する魅惑的な声に一発でハマってしまいました。

初期アルバム…というよりJYP時代の楽曲は、R&Bに乗せたシンプルなラブソングが多く、彼の歌唱力を存分に活かせる楽曲が盛りだくさんで、
そんな楽曲たちを引き連れアコースティックライブなども行なっています。

動画もあるで!!

(本日YouTube先生多めでお送りしております)
こういうライブビデオが結構ありますのでぜひ。

ぜひ。

ソウルフルで胸に染み渡る歌声は、ラブソングにぴったりですよね。
先程冷たい、と言いましたが、こんな温かみのある歌も歌えるのです。

無敵やないかい。


その後、デビューして2年の2017年6月に、
パク・ジェボムがまとめるH1GHR MUSICへあっさり(?)移籍します。
10数年練習生として過ごしたのに…笑
まあそれはご本人の意思として、
移籍後2017年6月27日リリースの一発目アルバム先行シングルがこれです。

밤이 길어 아마 누군가 필요한가봐 나
夜は長い 多分 誰かを必要としてるみたいだ 俺は
솔직히 너도 나랑 같은 생각인걸 알아
正直 君も おれと同じ考えなの わかるよ

お酒の歌ですね。

エキゾチックなディープハウスが夜を連想させて、
それこそクラブにぴったりな曲だなという印象です。
フューチャリングのHoodyは、AOMG所属の女性歌手で、ジェボム繋がりだと思います。
この女性の気だるげな歌い方もまたエキゾチックですよね。

その次に出された2017年7月5日にアルバム先行シングル第二弾。
MVではありませんがスタジオライブがありましたので。
(dingoさんの企画力というか発想力というかいつもありがたみしかない)
술버릇は酒癖、という意味だそうです。

お酒の歌ですね。(二度目)

最近流行り出してきたADM感のあるゆったり目なお酒の歌。
というよりお酒の場で出会う恋の歌。

そしてついに2017年9月7日に上記2曲を収録したフルアルバムが出ます。
これがめちゃくちゃ…いいんです…聴いて欲しいんです…

さあお金を払ってください。()

何がいいかって初期のアルバムにはない、
ダーティとセクシーが入り混じる感じ。
なんというか、クラブの隅の暗闇で危なさを感じながら愛を囁かれる感じ。
いや、そこに愛は無いのかも?
危険な恋の匂いが充満する中で、このソウルフルなセクシーボイスが響くんです。

すごいでしょ?(感覚の問題)


収録曲は以下の通り。

①Tequila(feat.Hoody)
②Bad Hobit(술버릇/酒癖)
③One More Interlude
④Can’t(아직도 난/まだ俺は)
⑤Circles(제자리/元の場所)
⑥Found You(Prod.by deepshower)

③の冒頭、カセットテープを再生する時のようなプツ、という音がたまらん。
このアルバムは実は彼にとってはミックステープのような立ち位置なのかも、なんて思ってしまう。
④は少しムード音楽のような雰囲気で、
入ったカフェやバーで流れていたら好きになっちゃうレベル。
サビ部分のファルセットがぐっと曲に入り込ませてくれる、彼のボーカルの勝利(?)
⑤はR&Bのソウル感たっぷりのベースハウスっぽい重ための曲。

결말을 알고 보는 영화처럼 우리
結末を知って見る映画のように俺たちは
아무리 도망치려 해도
どんなに逃げようとしても
또 여기 제자리
またこの場所へ

という何度別れを繰り返しても元の関係に戻ってしまう2人の歌。
心の叫びのようなサビが重くって切なくってとても良い。
⑥はメロウなピアノのメロディで始まり、
軽やかなビートからエレクトロへと変化していきます。
この変化と、テンポよく呟くように歌うのがすごく涼やか。
少しm-floを彷彿とさせるダンサンブルなエレクトロが気持ちいいです。
プロデュースするのはDeepshowerという、韓国人プロデューサーで、
彼はエレクトロが専門分野。
G.Soul自体あまりエレクトロを歌ってこなかったので、
何よりとても新鮮!こういうG.Soulもいいなぁと思いました。

このアルバムを出し、12月25日、
クリスマスプレゼントとして、サプライズシングルを発表。
そして彼は26日に現役入隊しました。

サプライズシングル「I’ll Be There」は、
自らが2年前のクリスマスに制作した曲で、
たくさんの人のために力になれたら、というあったかいメッセージがこめられています。

こんなヒーリングソングは初めてなのでは…!?


누군가 네가 기대고 싶을 때
誰かにきみが寄り添いたい時
I'll be right there
I'll be right there
몇 초 안에 네 곁에
数秒で君のそばへ
Baby I'll be there
For my baby

ゆったりとした生感のあるバンドサウンドと歌い出しが、
なんだかデビューした頃のような感じで、
2年前に作ったというのもなんだか納得。
入隊ししばらく空白となるこのタイミングで、
このような曲を出してくれるのは本当にサプライズで、素直に嬉しいですよね。
カップリングの「No Answer」は、
ピアノのシンプルなメロディと、まっすぐな意思を感じる声で歌い始める曲。
自らが悩み立ち止まった時にどうしても答えが出ない、という心情を歌った曲なのですが、
この曲もこのタイミングで出したことにきちんと意味があると思います。

全編英語詞のため訳はできませんすみません()


新しい事務所へ移籍し、新しいスタートを切ったと思ったら、
すぐに入隊してしまって少し寂しい気持ちはあるのですが、
どんなシーンにも聴きたくなる素敵な曲たちがあるので、
きっと2年なんてあっという間ですね!
この素敵なアーティストが、怪我なく無事に戻ってきてくれることを願うばかりです。













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